こんにちは!Little Bridge事務局スタッフの奥野です。引き続きツアーの様子をご紹介します。
ボスニアツアー4日目に行った主な活動は以下の通りです。活動内容が多いので、このブログ上ではその1〜その3までの3つの記事に分けて報告します!
その1 〜カトリック教会 訪問〜
- (女子)旧市街 観光とカフェ
- (男子)朝 サッカー&ラグビー
- カトリック教会 訪問
その2 〜モスク 訪問〜
- モスク(イスラム教の寺院) 訪問
- 近郊の山からモスタルを一望
その3 〜日本とmali mostの合同チームでサッカーの試合〜
- サッカーアクティビティ(試合)
女子チームは観光とカフェへ
4日目の朝、男子はサッカーがしたく、女子は街を観光したいと希望が分かれたため、女子と男子で別行動を行うことになりました。
女子チームは、モスタル市にある世界遺産の橋「スタリ モスト」やその周辺を歩いて周ります。
スタリ モストはボスニアがオスマン帝国に支配されていた16世紀につくられた石橋で、現地では「Stari Most(古い橋という意味)」と書きます。民族紛争中の1993年にクロアチア軍の砲撃によって一度破壊されてしまいましたが、2004年に再び街の象徴として再建されました。
スタリモスト周辺は、オスマン帝国時代の街並みが保存され、旧市街と呼ばれています。旧市街はお昼になると観光客で溢れかえりますが、朝は人も少なくて快適です。
旧市街を歩きます。
土産物屋さんもたくさんあります。
スタリ モストの下を流れる川の近くまで行ってみました。
水の色がきれい!
近くまでいって、水をさわったり、写真を撮ったり。
世界遺産を背景に、川辺からパシャり。
カフェでボスニアやモスタル市について、Little Bridgeスタッフから話を聞きます。
説明をするのは、Little Bridgeの学生インターン 山口です。山口は2017年9月からモスタル市内の大学に留学しつつ、Little Bridgeの学生インターンをつとめています。
ボスニア・ヘルツェゴビナには、民族の問題など日本人がなかなか理解できない問題がたくさんあります。1年かけて学んできた山口の話を聞いて、女の子2人のボスニアへの理解は深まったはずです。
別の場所からもスタリ モストを背景に写真を撮って、男子との集合場所に向かいます。
男子はサッカー&ラグビー
一方の男子チーム。
mali mostの活動場所であるSCカンタレバッツにて、サッカーをしました!
ジュニアリーダー りゅうのすけがみんなをとりまとめてくれます。
なんと、mali mostの子たちも自主的に参加してくれました!
ちなみにこの3人(上の写真 左側)は昨年の日本ツアーで日本に来てくれたメンバーでもあります。
彼らが日本を訪問したときの写真はこちら。
ヤスミン
ルナ
ララ(写真左)
彼ら3人は自分たちから日本の子どもともっと交流したいと話し、今日のサッカーにも参加してくれました。日本ツアーから1年がたった今でも、日本とのつながりを感じてくれているのかな?
みんな、サッカーを楽しみます!
男性スタッフもサッカーに参加しました!
下の写真 後ろでどでーんと構えているのがLittle Bridgeの代表理事。プレー中は息を切らして常にゼェゼェ言っていました。笑
下の写真でドリブルしているのが、Little Bridgeの事務局長。子どもたちに声をかけて楽しませつつ、全力プレーです。
サッカーが終わったら、日本からの参加者の1人 こうたが持参してくれたラグビーボールで遊びました。
しんのすけ(下の写真)のスーパーキック!14歳にして身長が18ocmをこえるしんのすけのキックは迫力が違います。
合流した女子たちもラグビーボールで遊びます。
最後に、こうたがヤスミンにラグビーボールをゆずってくれました。
とっても良い写真です。こうた、ありがとう!!
カトリック教会 訪問
カトリック教会を訪問するため、街を徒歩で移動します。
ボスニア・ヘルツェゴビナには3つの主要民族が暮らしており、それぞれの民族ごとに宗教が異なります。
ボスニアの主要民族
- ボシュニアックと呼ばれるムスリム(イスラム教)
- クロアチア系(キリスト教 カトリック)
- セルビア系(キリスト教 セルビア正教)
モスタル市にはムスリムとクロアチア系の人が多く住んでいると言われています。
ボスニアの人たちとただ交流するだけでなく、彼らが信仰する宗教にも触れ、ボスニアの人たちへの理解を深めてほしいといった意図から、今回のツアーでは宗教施設の訪問を予定しています。
今回、訪問する施設はこちら。
とっても大きな塔のあるカトリックの教会です。
ただし、地上階部分は工事中のため、今回は地下の施設を見学させて頂きました。
下の写真 手前にいる教会の司祭様から、教会の歴史について教えて頂きます。
オスマン帝国に支配された時代にキリスト教が禁止されたり、90年代の紛争で教会が破壊されたりと、この教会は様々な困難を乗り越えて現在まで存続しています。
その困難を乗り越えてきた様子が写真パネルとして教会の壁に展示されています。
子どもたちの中には、話が難しかったと感じた子や、旅の疲れから話の内容が頭に入って来にくかった子もいたようです。
それでも、教会の中の空気感や建物の様子を少しでも覚えていて、いつかまた成長した時に今回の訪問を思い出してくれたらと思います。
ちなみにララとルナも教会までついてきてくれました。
ララはこの教会の近くに住んでいるので、毎週日曜日に必ず礼拝に教会を訪れます。
まさにこの教会は日本の子たちが交流しているmali mostの子の日常の一部であると言えます。
司祭様にお礼を言って、教会を離れます。
ランチと観光
市内のレストランでランチを食べます。
今回の料理はこちら!
ランチのあと、土産品を買いに行きます。
こうがはこの笛を気に入って、購入。滞在中、何度もピーヒョロと吹いてました。
水タバコを初めて見たこうた。
一度ホテルに戻って休憩です!ホテルで休憩を終えたら次はイスラム教の寺院、モスクを訪れます。その様子は次回の記事でお伝えします。
ホテルでの男子部屋のみんなの様子です。
楽しそうでいいけど、遊ぶばかりじゃなくてちゃんと休憩もしてね…!☺