初めてボスニアで1日を過ごす子どもたち。この日は、ボスニアの首都 サラエボで年下の子どもとの交流や子ども戦争博物館への訪問が予定されていました。今回の記事では、子どもとの交流の様子についてお伝えします!
朝起きて、まずはホテルで交流の準備として折り紙を練習。
さて、準備ができたところでホテルを出発!
交流の前に、レストランに寄って腹ごしらえをします。ボスニアのレストランで食事をするのは、みんなにとって初めてです。ピザのサイズにびっくり!
小サイズのピザを頼んだら、このサイズのピザが出てきました。大サイズを頼んだらどれぐらい大きなピザが出てくるのでしょうか?
良い笑顔!
ピザ以外もサイズは大きめです。お腹もいっぱいになったところでサラエボの子どもたちとの交流に向かいます。
今回交流したのは、創造性を育むためのクラスに参加していた3〜7歳の子どもたちです。このクラスには、女の子も男の子も、内向的な子も外交的な子も、障がいを持った子も所属していて、みんなが一緒になって歌を歌ったり自由に遊んだりしています。
こちらからの日本の歌やけん玉の紹介、相手からのボスニアの歌の紹介から交流が始まります。
ジュニアリーダーのりょうちゃんはけん玉名人。とても上手です。
少人数に分かれて、折り紙をボスニアの子どもに伝えます。
ボスニアでは折り紙をしないので、相手の子どもたちは折り紙にとても興味を示してくれました。
ただ、やはり言葉が全く通じない相手とのコミュニケーションに日本の子どもたちが苦労する場面も。
りんたろう(上の写真 左)は右側に写っている男の子に紙飛行機の折り方を伝えることになりました。りんたろうが見本として折りながら折り方を伝える中で、相手の子が興味を失いそうになったりと、なかなかうまくいきません。りんたろうは紙飛行機の折り方を伝えるのに苦労するなかで、相手の子のペースに合わせてゆっくり進めたり、折り方がよく見えるようにしたり、工夫しながら本当に根気よく続けていました。
飛行機が完成した瞬間、男の子は大喜び!紙飛行機を手に持って、部屋を走り回ります。
男の子が喜んでいる姿を見ながら、りんたろうはぽつりと「喜んでくれてよかった。喜んでもらえることが一番大事だからね。」とスタッフに話してくれました。
りんたろう以外の日本の子どもも、みんなそれぞれに試行錯誤しながら積極的に交流に取り組んでいて、子どもたちの素晴らしい姿勢に本当にびっくりしました。
後半は日本から持参した紙風船を使って一緒に遊んだり….。
最後に集合写真を撮って、交流は終了です。
サラエボの子どもたち、とても良い笑顔です。日本の子どもたちの前向きで積極的な姿勢のおかげで、きっとサラエボの子どもたちはとても充実した時間を過ごしてくれたのではないかと思います。
交流を終えて、次はサラエボ市内にある子ども戦争博物館に向かいます。
その博物館では、子ども時代を紛争の中で過ごした人たちの体験が記録されています。一体子どもたちはどんなことを学ぶのでしょうか?